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科学技術社会論学会ワークショップで報告しました

科学技術社会論学会ワークショップ「シーラ・ジャサノフ『法廷に立つ科学』とその後の「法と科学」」に参加しました。個人報告論題は、「イノベーションと規制――ロボット法を起点として」でした。

今回のワークショップは、科学技術社会論研究における「法と科学」分野の古典である,Sheila Jasanoff, Science at the Bar, Harvard U.P., 1995の翻訳刊行予定に合わせて、ジャサノフによる社会構成主義的な「法と科学」の相互変容の捉え方について、その後の研究のあり方を踏まえた上で再評価し、その現代的意味を明らかにすることを目標としたものです。

 

ワークショップでは、以下の方々とご一緒しました。

  • 小林史明・吉良貴之「「法と科学」の社会構成主義把握の現代的含意」
  • 松尾剛行「民事・刑事事件における科学的知見の取り込みと費用負担――国際比較の視点を入れて」
  • 横田明美「行政法学から見た「科学裁判」――誰が,どの時点の科学的知見を取り込むのか」
  • 成原慧「情報技術の発展と法の変容――Reno判決の検討を手がかりにして」
  • 赤坂亮太「サービスロボットと責任ルール」

成原先生と赤坂先生の間で、法学と政策学を繋ぐような役割を果たすという大役でしたが、なんとか無事終わりました。

ジャサノフの初版は1995年なので、彼女の著書の時代的限界も踏まえつつ、なおその現代的含意を汲み取るため、実務、行政法、情報法、ロボット法など各法分野から多面的に照らし出すというワークショップ全体の目標が達成できていたら幸いです。